【スキージャンプ】丸山希“たくさんの人にサポートしてもらい飛べている”大ケガから復活優勝

復活優勝を飾った丸山希選手
第40回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会が8月5日、北海道宮の森ジャンプ競技場(ノーマルヒル HS100メートル・K点90メートル)で開催され、女子は左膝前十字靭帯断裂の大ケガから復帰した丸山希選手(24・北野建設)が復帰初戦で優勝を飾りました。
北京五輪4ヵ月前の大会中に転倒し、左膝前十字靱帯断裂、外側半月板損傷、大腿骨腓骨骨挫傷の大ケガを負い、北京五輪出場の道が閉ざされた丸山選手。復帰初戦となった今大会の1回目。95メートルを飛びトップに立つと、2回目も91メートルと参加した女子で唯一90メートル台のジャンプを2本揃えトータル219点。見事、復帰戦で優勝を飾りました。ケガから復帰後、初めて練習でジャンプするまでは、トランポリンやハーフパイプの練習場で空中に浮くことのへの恐怖心を取る作業を続けたという丸山選手。地道なリハビリを経て笑顔が戻りました。
◆丸山希選手のコメント
「自分1人ではここに立つことはできなかった。ケガした日から今まで、ドクターやトレーナーさんなど、たくさんの人にサポートしてもらい、今、飛べている。その人たちのおかげできょう勝つことができました。(ケガをして)一番悔しかったのは先輩の岩渕(香里選手・北京五輪代表)さんと一緒に五輪に行けなかったこと。香里さんから“私の分も飛んでくる”とメッセージを何度もいただいた。次の4年後の五輪を目指して頑張りたい」
また北海道下川町出身の伊藤有希選手(28・土屋ホーム)は85.5メートル、94メートルのジャンプで2位となりました。
◆女子結果
1位 丸山希 (95.0m/91.0m) 219.0点
2位 伊藤有希 (85.5m/94.0m) 203.4点
3位 岩崎里胡 (86.0m/94.0m) 188.4点
◆今後のサマージャンプ大会予定
8月6日(土)10:00~第23回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会(札幌市・大倉山ジャンプ競技場)
8月7日(日) 10:00~チャンレンジカップ2022大倉山サマージャンプ大会(札幌市・大倉山ジャンプ競技場)