封筒を開けたらトランプが…80代女性が250万円被害 「キャッシュカード取りに行く」は詐欺!注意を!

特殊詐欺事件を捜査している岩見沢署
北海道岩見沢市に住む80代の女性が8月4日、岩見沢市役職員と金融機関職員を名乗る男らに「保健料の払戻がある」などとウソの電話を受け、現金250万円をだまし取られる被害がありました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。
被害に遭ったのは岩見沢市に住む、80代の女性です。
警察によりますと、女性は8月4日午前9時30分ごろ、電話で、岩見沢市役所保険課職員を名乗る男から、「保険料の払い戻しがあります。振り込みになるので銀行から連絡が行きます」などと連絡を受けました。
約2時間後、再び電話で、金融機関職員を名乗る男から「口座番号と暗証番号を教えてください。カードの確認に行きますので、住所を教えてください」などと連絡がありました。
その直後に、金融機関職員を名乗る男が「カードの確認に来ました」などと女性の自宅を訪れました。
男はカードを見ながら「傷がついていないから、新しいカードを無料で9日に送ります」などとしたうえで、持参してきた茶封筒にキャッシュカードを2枚入れ、女性に「印鑑で封印しましょう」などと促し、女性が印鑑を取りに行った隙にすり替えたと見られています。
女性が相談した隣人に、おかしいと指摘され、封筒を確認すると、トランプが入っていて、銀行口座を確認したところ、2つの口座から合わせて250万円が引き出されていました。
男はキャッシュカードを盗んだ後、約2、3時間以内に現金が引き出されたとみられています。
警察は特殊詐欺事件として調べるとともに、「金融機関職員などを装い、キャッシュカードを取りに行くなどの電話は特殊詐欺。詐欺電話が来たら#9110」と、注意を呼びかけています。