“1200万円手渡し” 被害 息子名乗る電話「カバンを電車に忘れた」JRや上司という電話も立て続け…

詐欺事件を捜査する北海道警豊平署
息子を名乗る男からの電話で80代の女性が1200万円をだまし取られました。
警察によりますと7月29日、札幌市豊平区に住む80代の女性の自宅に息子を名乗る男から「大事な書類などが入ったカバンやスマートフォンを電車に置き忘れた」などと電話がありました。
JRの“落とし物センター”と話す男から「息子の落し物が届いている」と電話がありその後、再び息子を名乗る男から電話で「書類を渡す手続きなどでお金が必要」などと言われました。息子の上司という男からも電話があったということです。
信用した女性は、自宅付近に来た息子の上司の甥っ子を名乗る男に2回にわたり現金約1200万円を手渡しました。
翌日、女性が息子の妻に確認の電話をしたところ、だまされたことに気付き警察に被害を届けました。
警察は「息子を名乗り、現金やキャッシュカードを取りに行くという電話はオレオレ詐欺です」として、電話があった場合は詐欺相談などができる警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼び掛けています。