あの巨大ヒグマ「OSO18」か 3年ぶりにその姿現す…3年前から60頭以上の乳牛を襲う"忍者クマ"
北海道東部の標茶町などで相次いで牛を襲っている巨大グマ、コードネーム「OSO18(おそ じゅうはち)」
約3年ぶりに、その姿がとらえられました。

3年ぶりに撮影されたOSO18とみられるクマ(7月16日 提供 標茶町)
森の中に黒く映っているクマ…7月16日に標茶町で監視カメラが捉えた画像です。
撮影されたのは、2019年から標茶町や厚岸町の牧場で牛を60頭以上襲っている巨大グマ「OSO18」の可能性が高く、3年ぶりにその姿がとらえられたとみられています。

2019年以降 60頭以上の乳牛が襲われる(標茶町・6月)
標茶町では27日午前4時ごろ、阿歴内地区の牧場で乳牛1頭が腹部をえぐられ死んでいるのが発見されました。
標茶町での牛の被害は7月に入ってからこれで4か所の牧場であわせて6頭に上ります。

2019年に撮影されたOSO18とみられるクマ(標茶町 提供)
「OSO18」は推定で体重300キロから350キロ、体長3メートル、前足の横幅が18センチ近い巨大なオスのヒグマです。
標茶町役場では、付近にカメラを設置してパトロールを強化するとともに、町民に大きなクマの足跡などを見つけた場合、連絡するよう、呼びかけています。