高齢夫婦を襲撃したクマ…女性を襲い死亡させたクマとは"別個体" DNA鑑定で判明 北海道松前町

夫婦がクマに襲われた現場(松前町)
7月15日に北海道南部の松前町で高齢の夫婦を襲ったクマはDNA鑑定の結果、2021年に福島町で女性を襲い死亡させたクマとは別の個体であることが分かりました。
7月15日、松前町白神で夫婦2人がクマに襲われ重傷を負った事故を受け、道立総合研究機構は16日、現地に入り行動経路などの調査を行なっていました。

体毛を採取し「DNA鑑定」
現地調査ではクマの体毛を採取し、2021年7月にとなりの福島町で女性を襲い死亡させたクマと同一個体かどうかを調べていました。
DNA鑑定の結果、松前町で高齢夫婦を襲ったクマと、福島町で女性を襲ったクマは別の個体であることが分かりました。

夫婦を襲ったクマは体長約2~2.5m
松前町によりますと現場近くの山の中に2つの箱わなを設置しましたが、いまだクマは捕獲できていないということです。