あの日から3か月…「時間止まったまま」帰り待ち続ける家族の思い 知床"KAZU1"沈没事故の深い爪痕

帰りを待つ家族の願いは「全員が見つかるまで捜索を」
事故発生から7月23日で3か月。捜索を毎日続けているのは海保だけになるなど態勢は縮小しています。一方、6月にはロシアのサハリン南部で乗客とみられる男性の遺体が見つかったことから、行方不明者の家族は捜索範囲の拡大やロシア側への捜索の働きかけを強く求めています。
行方不明者の家族:「海保に聞いたら、ロシアに強く協力を呼び掛けていると言うだけで、実際どの程度、力をいれて協力をしているのか全く分からない。『形だけやっています』と、どうしても思ってしまう。いま一番思うのは捜索が打ち切られる不安があるので、全員見つかるまで、きちんとやってほしいと思います」
早く家族に会いたいー。男性は2人の帰りを待ち続けています。