4年間で飼い犬8匹“襲った” ヒグマ… わなにかかる 体重約200キロ 11歳オス 通称「RT」

飼い犬が襲われた現場(2021年)
北海道東部の羅臼町で7月11日に駆除されたクマが、DNA鑑定の結果、2018年から飼い犬8匹を襲ったクマであることが分かりました。
羅臼町では、2018年に犬2匹、2019年に3匹、2021年に3匹の合計8匹がクマに襲われ、死傷していました。
町が被害が多い羅臼町北部に“箱わな”を設置したところ、7月10日にクマがわなにかかり駆除されました。
町が北海道大学に依頼し、DNA鑑定をした結果、犬が襲われたそれぞれの現場に残されていたクマの毛や唾液と一致したということです。
クマは推定11歳以上で体長約160センチ、体重約200キロのオスでした。
このクマは関係者の間で通称「羅臼太郎」と名付けられ、その後頭文字をとり「RT」と呼ばれ、警戒されていました。
羅臼町の担当者は「これまで電気柵の設置や草刈りなど対策をしてきたので、一安心だが、クマは他にもいるので、油断せずに注意を呼び掛けたい」と話しています。

飼い犬が襲われた現場(2019年)

飼い犬が襲われた現場(2018年)