水道基本料金"2904円" 無料&子育て世帯に"1万円" 給付…札幌市長が「物価高」緊急対策発表
札幌市は全世帯を対象に2か月分の水道基本料金あわせて2904円を無料にするほか18歳以下の子ども1人あたり1万円を支給するなど緊急物価高対策を発表しました。
秋元 克広 市長:「物価高騰が生じておりまして、家事用の水道料金が適用されている方を対象に10月11月の検針分の基本料金を請求しないことにします」
原油や物価の高騰で家計が圧迫されるなか、札幌市が発表した緊急対策。
10月と11月の2か月分の水道代に含まれる基本料金 計2904円が無料となります。
対象は市内すべての世帯 約102万世帯です。

10月11月の2か月分基本料金2904円を無料に
物価が高騰するなか市民は…。
札幌市民:「結構お風呂とか溜めたら水道使うので嬉しいなって思います」
札幌市民:「毎日洗濯が山のようにあるのでうれしいです」
札幌市はこのほか18歳以下の子ども1人あたり1万円の給付金を支給すると発表しました。所得制限なしで支給するということです。
このほか燃料高騰に苦しむタクシー事業者への支援や中小企業への融資も行う方針です。

18歳以下の子ども1人につき1万円支給
市民からは歓迎の声が上がる一方こんな意見も…。
札幌市民:「特にガソリンとか灯油が高くて、そちらの対策をしてくれたら良かった」
札幌市民:「期間限定でやるよりは根本的な(物価高)対策をしてくれないと、生活そのものにメリットがない」
8月上旬に開かれる臨時市議会に緊急対策を盛り込んだ補正予算案を提出するほか、15日に対策本部を立ち上げて、国に物価高対策などを求めていく方針です。