目の前に“座り込む” ヒグマを高校生が激写…1週間で「6件」も出没した地域 住宅街や公園付近でも
この1週間で目撃は6件にも上ります。北海道札幌市南区では、クマの目撃情報が相次ぎ、警察などが警戒を強めています。
歩道の縁石の辺りに座り込む黒い動物。これは7月9日夜、花火大会の帰りに近所の男子高校生が撮影したクマの写真です。
写真が撮影されたのは札幌市南区真駒内南町4丁目。
マンションが立ち並ぶ閑静な住宅街の一角で、3キロほど離れた真駒内公園付近でもクマが目撃されています。
住民:「クマ出たのやばいな。しばらくコース変えようかな」
南区で相次ぐクマの目撃。この1週間だけで6件の目撃情報が寄せられています。
7月10日夜には石山1条4丁目の国道で、自転車に乗っていた男性が約2メートルのクマを目撃したほか、南沢でも道路を横切る約80センチのクマの目撃情報がありました。
警察が現場付近をパトロールするとともに、注意を呼びかけています。
沼田 海征 記者:「目撃があったという場所の近くで、市の職員や業者が周囲を確認しています」
札幌市の担当者も警戒を強めています。
札幌市 熊対策調整担当 清尾 崇さん:「この時期は南区、手稲区など住宅街の近くを徘徊しているのが特徴。比較的若いクマが降りてきた可能性」
札幌市はクマを住宅街に引き寄せないよう、ごみ出しのルールを正しく守るなどしてほしいと呼びかけています。