復活への"一手"は…外国人観光客激減の観光業をどう救う?アフターコロナで参院候補者たちの戦略
新型コロナウイルスの感染拡大は、経済活動に深刻な影響を及ぼしました。
観光地から外国人観光客の姿が消え、冷え込んだ観光業。
観光復活へどんな"一手"を考えているのか。参院選候補者たちに聞きました。
歓迎のもてなしに笑顔を見せるタイからの観光客。
伊達市の宿泊施設で約2年4月ぶりのツアー客受け入れです。
コロナ禍前の2018年度、北海道に宿泊した外国人は過去最高の643万人を記録。
しかし、2020年度には2万7千人まで激減しました。
一方、6月から外国人観光客の受け入れ人数が緩和され、観光地に賑わいが戻りつつあります。
香港からのツアー客:「コロナ後の最初の旅行先は日本と決めていました。(日本は)とてもきれいでフレンドリーなところですよね」
回復の兆しは宿泊施設にも。
ブレークアウト 藤田 龍之介 社長:「稼働率が74%。物件によってまちまちだが、ここまでの稼働率が出るのは2021年や2020年にはなかった現象」
札幌を中心に道内で約100件の民泊を運営する会社です。
滞在日数が長い海外観光客の回復に期待しています。
ブレークアウト 藤田 龍之介 社長:「コロナ以前よりも需要が爆発して、民泊の予約は増えていくのではと期待感を抱いている」
改選議席数3の北海道選挙区には、12人が立候補しています。
アフターコロナの観光策について、訴えを聞きました。

自民 新人 船橋 利実 候補
自民党新人の船橋利実候補。
体験型観光の充実のほか、観光業の収益を増やす取り組みが必要だと考えます。
自民 新人 船橋 利実 候補:「地域ごとのアドベンチャーツーリズム。世界的にも北海道の観光は素晴らしい品質を持っていることからすると、それに見合う価格体系に、これからしていくことも必要」

共産 新人 畠山 和也 候補
共産党新人の畠山和也候補。
福祉を取り入れ、誰もが楽しめる観光を目指すとしました。
共産 新人 畠山 和也 候補:「インバウンドはすぐに戻って来ませんので、道内でとりわけ、障がい者や高齢者に優しい観光づくりに力をそそぐチャンスではないかと思います。誰でも観光に行けることが大事です」