「子どもと言葉を交わすと大きくなって支えられていたと…」少年非行防止に長年尽力…道警などから表彰

表彰された方々
北海道で長年にわたり少年の非行防止活動に尽力した人と団体が表彰されました。
表彰伝達式は4日午後、札幌市中央区で開かれました。
少年補導員2名が栄誉金章を受賞したほか、1つの団体が団体表彰を受賞し、北海道警察の扇沢 昭宏 本部長と北海道少年補導員連絡協議会の後藤 美智子 会長から表彰状が贈られました。
栄誉金章を受賞した美深町の成毛 久則さん(76)は、父・利久さんから少年補導員を受け継いでから46年間、メガネ店を営む傍らパトロール活動や児童養護施設の子供たちと農業体験をするなど少年の非行防止活動に取り組んできました。
成毛さんは「(父・利久さんと)通算して75年くらい活動した。父と一緒に受賞した。大変嬉しく思う」などと受賞の喜びを語りました。

表彰された方々
当日は北海道少年補導功労者と団体表彰式も開かれ、個人30人と2つの団体が受賞しました。
表彰状を贈った北海道少年補導員連絡協議会の後藤会長は「登下校時に子供たちと挨拶し、言葉を交わすと子供たちが大きくなった時に地域のおじさん、おばさんに支えられていたなと何かの時に思い出してくれる」などと子供たちとの日頃のコミュニケーションの大切さを話しました。
また、道警の扇沢昭宏本部長は「検挙、補導された少年は2022年も増加傾向になっている。しっかりと対策を講じる」などと話しました。