パン“名店”復活 惜しまれながら閉店の「HOKUO」 全商品見直し 初日4時間半で3500個完売
北海道札幌市で2022年3月、多くのファンに惜しまれながら閉店した、パンの「HOKUO」が復活です。
すべての商品を見直し新しい場所での再出発。その道のりを追いました。
斉藤 豪 社長:「これまで愛していただきありがとうございました」
2022年3月、43年の歴史に幕を下ろしたパンのHOKUO。
斉藤 豪 社長:「開店です」
再出発の場所に選んだのは札幌市西区琴似の「激戦区」で、まわりには強力なライバル店ばかり。復活までの準備に密着です。

名店・ホクオー
札幌市西区琴似での再出発を2日後に控えたパンのHOKUOで、斉藤豪社長は接客をイメージしながら挨拶の練習をしていました。
斉藤 豪 社長:「はい、お客様、ただいま「あんドーナツ」が出来上がりました」
HOKUOは1979年に創業。一時は37店舗を構え、道内を代表するパンの専門店でしたが2022年3月、最後に残ったアピア店がテナントの契約満了のため閉店しました。
斉藤 豪 社長:「HOKUOはつぶしてはいけない」
斉藤社長が再出発の場所に選んだのは札幌市西区琴似の繁華街でした。
近くには、道内で人気のチェーン店に東京から進出してきた高級食パン店、オリジナル食パン店などがしのぎを削る地域です。

新店舗で復活
斉藤 豪 社長:「こうしてか、こうしてかな。いや~取りずらいかな」
実際にパンを並べて客の立場に立って、店全体を見てみるのが斉藤社長流。再出発では以前はできなかったことに取り組みました。
斉藤 豪 社長:「この店で揚げたて、一部のパンを焼きたてで提供する」
店をパンの香りであふれさせたいという思いがありました。
そして迎えたHOKUO再出発の日。
店に到着後、斉藤社長はさっそくパンを並べます。
斉藤 豪 社長:「おはようございます」
すべての商品を見直した結果、初日に販売するのは78種類のパンに決めました。