【スキージャンプ】小林潤志郎“そこを目指してやる”と思わせた陵侑の金…雪印メグミルクが公開練習

スキージャンプの小林潤志郎選手
五輪代表経験者の栃本翔平(32)、小林潤志郎(31)、清水礼留飛(28)、佐藤幸椰(27)ら7選手が所属する雪印メグミルクスキー部が6月20日、札幌・宮の森ジャンプ競技場で練習を公開しました。
■陵侑の兄、小林潤志郎
平昌に続いて北京で2度目の五輪を経験した小林潤志郎選手は“弟”の小林陵侑選手(25)の金メダルについて「嬉しさもあるが自分はまだ競技者としてやっているので“しっかりそこを目指してやる”と思わせてくれた」と振り返りました。
北京では「日本人が“金メダル”をとれると証明できた。あとはチーム全体が強くなって、みんながそこに近づけるようにやっていければなと思っている。(北京五輪後は)一瞬で、次のオリンピックに向けて、これから4年間、自分をつくっていかなければな」と前に進む気持ちになったと話し、世界選手権のある今季は「団体、そして個人でもメダルを狙える位置にいけるように」と目標を掲げました。
■新コーチの伊東大貴
昨季限りで引退した伊東大貴さんが“新”コーチとして原田雅彦総監督、岡部孝信監督、坂野幸夫コーチのコーチングスタッフに加わりました。
「“コーチ” と呼ばれるのがまだ慣れていない。今までとは違う立場、視点で後輩たちを見ている。今は本当に、どうにかして選手の状態を良くさせられるかというのを日々、考えている。それをタイミングを見ながら伝えたり、少しずつだが、指導者らしいことをしようと思っている」。
今はまだ選手たちを“観察”することに力点を置いているそうですが、ソチ五輪団体銅メダル、ワールドカップ4勝など豊富な国際経験を持つ“新”コーチは「国内にいる選手も世界の常連選手になれるように自分の経験で教えられることはすべて教えて育てていきたい」と“後輩”たちの飛躍に力を注ぐ心づもりを明かしました。