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ロシア外務省「人道的観点から墓参は維持」 北方領土"ビザなし訪問"見送りめぐり日本側の対応批判

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北方墓参の継続を明言したロシア外務省のザハロワ報道官(ロシア・サンクトペテルブルク)

 2022年度の実施が見送られた北方領土の「ビザなし渡航」について、ロシア側は6月15日、「人道的な観点から墓参の枠組みは維持している」として、元島民の墓参りは可能だとしました。

 ロシア外務省のザハロワ報道官は2022年6月15日、ロシア第二の都市・サンクトペテルブルクで行われている国際経済フォーラムの会場で会見を開きました。

 この中でパスポートやビザ(査証)なしで北方領土に行き来する「ビザなし渡航」について、「衛生学的な制約(コロナの制約)がなくなり、人道的な観点から墓参の枠組みは維持している。もし、日本国民が我が国にある祖先の墓を訪ねたいと望むなら、いつでもそうすることができる」」と元島民による北方墓参が継続していると明言しました。

 ロシア外務省が2022年3月、北方領土の「ビザなし交流」と「自由訪問」の停止を発表したため、日本政府は、2022年の「ビザなし渡航」の見送りを決めていました。

 日本政府が見送りを決めたことについて、ザハロワ報道官は「日本は我々の行動(北方墓参の継続)を発表していないどころか、無言を貫いている」と批判。その上で「(日本は洋上慰霊という)馬鹿げた代替案まで考えている。(洋上慰霊で良いなら)なぜ日本は(事業開始当初、現地での)墓参りにこだわったのか。完全に非論理的だ」と突き放しました。

 さらに、日本側の動きの背景にあるのは「アメリカのイデオロギー(嫌ロシア思想)を実現するためのなのかもしれない」と指摘した上で、「我々は日本の行動を、今後の接触において考慮に入れていく」と警告しました。今後の交渉で日本から強い要望があったとしても、ロシア側が受け入れない可能性が高くなったことを示唆したとみられます。

 これに対し松野官房長官は16日午前の会見で、報道は承知しているとしたうえで、「ロシア政府関係者のメディアを通じた対外発言の一つ一つにコメントすることは差し控えたいと思います」としています。

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