なぜ?乳児をコインロッカーに… 逮捕の22歳女「今年に入ってから北海道に」 DNA鑑定で関連を捜査へ
北海道千歳市のJR千歳駅のコインロッカーから赤ちゃんの遺体が見つかった事件で警察は6月10日、22歳の女を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
駅のロッカーからクーラーボックスに入った赤ちゃんの遺体が見つかって4日。
警察が事件前後に駅周辺で、クーラーボックスを持った人物の行方を追っていたところ…10日にかけて大きく事態が動きました。
死体遺棄の疑いで、6月10日朝、逮捕されたのは住所不定の無職、小関彩乃容疑者です。
「コインロッカーに入れたのは私です」
小関容疑者は5月31日ごろ、男の子の赤ちゃんの遺体をコインロッカーに遺棄した疑いが持たれています。
1週間ほど経った6月7日朝、清掃業者が赤ちゃんの遺体を発見し、交番に届け出ました。
その後、防犯カメラの映像などから小関容疑者が浮上し、9日夜、札幌市内の建物に1人でいるところを警察が発見。
任意同行したところ容疑を認めたといいます。
沼田 記者:「クーラーボックスが入っていたのは、あちらのコインロッカーです。22歳の女が逮捕されたことに、街ではやるせない思いや悲しみの声が聴かれました」
「悲しいです」「小さい子を持つ親としては残念な思い」「どういう思いで今まで過ごしていたのかと思う」
一体、小関容疑者に何があったのでしょうか?
「今年に入ってから北海道にきた」と話す小関容疑者は道外出身で2022年、北海道にきたと供述しているという。
警察の司法解剖では、赤ちゃんは母体の中に9か月から10か月ほどいたことがわかりました。
腐敗が進んでいて死後1週間から1か月以内とみられています。
赤ちゃんはへその緒がついたままで、捜査関係者によりますと袋に入れられていたことがわかりました。
警察は今後DNA鑑定をするなどし、小関容疑者と赤ちゃんとの関係を捜査するとともに、動機などを慎重に調べることにしています。