止まらぬ値上げ…"カップ麺・アイスクリーム"1500品目以上も "プライベートブランド"が対抗の鍵か
食卓を直撃です。6月に入りカップ麺やアイスクリームなど、1500品目以上の食料品の値上げが始まりました。
値上げされる商品は、夏にかけてさらに増える見通しです。家計を守るためには?
石井 祐里枝 アナウンサー:「札幌市内のスーパーにやってきました。今月から、続々と値上がりしているそうです。まずは、こちらのカップ麺。きのうから10円から20円ほど値上がりしたということです」
石井 祐里枝 アナウンサー:「夏のさっぱり感を引き立たせる酢も値上がりするということです。さらに、夏にこれから食べたくなるアイスクリームもこれから値上がりするということなんです」
食料品の値上げラッシュが止まりません。
6月だけで、大手メーカーのカップ麺は軒並み1割以上高くなります。

カップ麺は1割以上の値上がり
調味料も例外ではありません。夏に消費量が増える酢を筆頭に、ソースなども値上げされます。

調味料も値上がりに
子どもたちが大好きなアイスクリーム。スーパーカップやピノ、チョコモナカジャンボなど、定番商品が10円値上げされます。

アイスクリームの定番商品も10円値上がり
消費者:「ふざけないでと言いたい。7月からまた値上がりする。年金生活だから(苦しい)」
消費者:「子どもいるので安心なものを食べさせたい。それが値上がりするときつい」
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、2022年5月末までに値上げされた食料品は4770品目に上ります。
その上、6月はさらに1515品目、7月は1619品目、8月は1762品目と夏にかけて値上げされる商品が増えていきます。

夏にかけて"値上がり"の商品数は増える
9月以降は1123品目と少し落ち着きますが、既に値上げが決まっているものの中には、日々の食卓に欠かせない必需品も。
石井 祐里枝 アナウンサー:「9月からは、色んな料理に欠かせない"みそ"も値上がりするということなんです」
「福山醸造」は、9月1日出荷分から家庭用のみその価格を最大13%引き上げます。

原材料費の高騰や物流費や燃料費の増加が影響…
原材料費の高騰や、物流費や燃料費の増加が企業努力で吸収しきれなくなり、十数年ぶりの値上げに踏み切ったといいます。
1年間で1万品目以上の食料品が値上げされることに、スーパーでは…。
ホクノースーパー 中川 卓哉さん:「まさに異常事態」

1年間で1万品目以上の食料品が値上がりに…「異常事態」
Q:消費者ができる対策は?
ホクノースーパー 中川 卓哉さん:「非常に取り組んでいるのが、プライベートブランド。大量生産と大量販売で物流費を削減。一般メーカーよりも値段を下げたり、値上げ時期をずらしたりする」

大量生産と大量販売の"プライベートブランド"が値上がりへの対抗の鍵か
プライベートブランドの商品をうまく活用するのが値上げラッシュに対抗するポイントだといいます。