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検証「運航会社のずさんな安全管理」と「甘い国のチェック体制」 事故の背景は? 沈没から1か月

事件・事故 社会 友だち追加

 北海道知床半島沖で観光船が沈没した事故の背景には、運航会社のずさんな安全管理と、甘い国のチェック体制があったと指摘されています。その実態を検証しました。

 2018年知床遊覧船で働いていた 元従業員:「船長をはじめ、甲板員も全員天候を把握していた。欠航に関しても1番早く決めていた」

 4年前に知床遊覧船で働いていた元従業員。ベテランスタッフが多かった当時、安全の意識は高かった、といいます。しかし、桂田社長が経営を担うようになった2016年から、徐々に変わっていきました。

 2018年知床遊覧船で働いていた 元従業員:「社長としては1便でも出して稼ぎたかったんだと思う。大荒れ以外、『大荒れ以外いけるんじゃないの』と思うから『なんで出ないの?』ってことになる」

 知床遊覧船 桂田 精一 社長:「(Q. なぜうちは出航しないのかと発言したことは?)記憶にはございません」

桂田社長は記者会見で「記憶にない」と話した

 知床遊覧船に約6年勤めていた 元従業員の男性:「私たちの時は、欠航すると『なんで出ていないんだ』と言いに来ました。他の会社が出ているときとか、安易に会社を買ったような感じだったから。『経費がひどいかかるよね』って『陸上の3倍以上はかかるんだ』って言っていた」

 知床遊覧船のベテランスタッフの1人で、6年ほど働いていた男性は、2021年、雇い入れをしないと通告されました。さらに、他の4人のベテランスタッフも次々と会社を去っています。

 2021年、知床遊覧船の船長に誘われていた男性は、桂田社長の判断に不安を感じていました。

 2021年 船長に誘われた男性:「僕が一番危惧していたのが、ベテラン船長が残っているかどうか。岩礁があって潮で岩が見えたり見えなかったりするから、非常に危険なルートとわかっているので、ベテラン船長が2~3年付き添って教えてくれるのであれば、行ったかもしれないけど、自分でいきなり操船は無理という判断」

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