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海面から…うっすら見えてきたカズワン つり上げた船体を作業員が固定 「上空と海上から」リポート

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 北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船「KAZU1(カズワン、19トン)」が沈没してから5月23日で1か月。14人が死亡、いまだ12人が行方不明となっています。

 カズワン沈没の原因は解明されるのか。船体の引き揚げに向けた5月23日の「1日の動き」をまとめました。

 廣岡 俊光 キャスター:「作業船、海進のクレーンによって、水深10メートル付近まで引き揚げられたカズワンの船体、上空からもその様子が確認することができます。沈没から1か月、カズワンの船体をはっきりと見て取れます」

 5月23日午後3時ごろ、海底約120メートルに沈んでいた観光船カズワンが、深さ20メートル程度の海中まで、つり上げられました。

 沈没事故から1か月、事故の原因究明に向けて大きな局面を迎えました。

 なぜ船は沈んだのか…。鍵となる船体の引き揚げが行われる5月23日、私たちは海からも取材しました。港を出ると波と風が強くなります。

 田中 うた乃 記者:「沈没現場に近づいてきました。港と風向きが変わり、強くなってきたのがわかります」

沖に出ると風向きも変わり風が強まる

 カズワンが沈んでいたのは、水深約115メートルの海底です。潜水士は特殊なカプセルの中で気圧に体を慣らす「飽和潜水」と呼ばれる方法で潜り、海中で引き揚げ用のベルトをカズワンにくくりつけます。

 23日午後2時すぎ、船体の引き揚げが始まりました。

 田中 うた乃 記者:「この先に見えるのが作業船『海進』です。現在、カズワンの引き揚げ作業をおこなっています。波は50センチ程ですが、ところどころ大きく揺れ、立つのもやっとです」

 沈没地点でベルトをくくりつけられたカズワンは、作業船「海進」によって、海面の20メートルほど下までつり上げられます。

カズワンは、海面20m下までつり下げられた

 海進はカズワンの船体を、海中で宙づりにした状態で、水深の浅い海域、斜里沖まで移動させます。

 作業開始から約2時間後、つり上げられたカズワンは、作業船に固定されました。

ロープのようなものが巻き付けられる

 廣岡 俊光 キャスター:「長いロープのようなものが、この黄色い器具に巻きつけられました。しっかりと固定してこの後、海進はカズワンをえい航して、海の状態が安定したところで引き揚げる予定です」

 カズワンは、24日にも作業船の上に引き揚げられ、その後、網走港で陸揚げされる予定です。

 今後、海上保安庁などが船体の状況を詳しく確認し、事故の原因について調べを進めることにしています。

(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)

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