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【速報】飽和潜水始まる 水深100mに到達 潜水士 海底のカズワン船内に入る 知床観光船沈没

事件・事故 社会 友だち追加

海進の中央部分には空洞があり水中エレベーターが確認できる(北海道知床半島沖=2022年5月19日午前9時40分ごろ)

 北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船「KAZU1(カズワン、19トン)」が沈没した事故で5月19日午後1時から開始する予定だった、「飽和潜水」による捜索は、潮流が早いため、見合わせていましたが、開始予定時刻から約2時間30分後の19日午後3時30分、潮流を探るため、潜水士を乗せて水中エレベーターが投下されました。

 そして19日午後4時11分に水深100mに到達し、午後4時26分に飽和潜水が開始されました。

 19日午後5時5分、潜水士がカズワンの船内に入ったということです。

 海上保安庁と契約し、作業を依頼されている民間業者は「潜水士の加圧が午前10時ごろから始めている。潮流とあす20日の捜索に支障がなければ、日没に入ってもできれば行いたい」と話しているということです。

 飽和潜水による捜索は、海底115メートルに沈むカズワンの船内や周囲に、行方不明者がいるか確認するのが最大の目的で2日間の日程で行われ、カズワンの引き揚げについての調査も行います。

 19日午後1時ごろ、飽和潜水による捜索を開始する予定でしたが、潮の流れ速いため午後2時現在、水中エレベーターを下ろすことができずにいました。

 飽和潜水は、海底での調査、捜索などを行う際、水圧が高い海底などでも安全に潜水ができるように、潜水士が事前に約1日かけて加圧により体を慣らしていく潜水法です。

 今回は、事前に準備をした3人の潜水士が飽和潜水を行い、1人が船上から指揮をとります。

海底のカズワン(提供:第一管区海上保安本部 撮影:ROVはくよう)

 カズワンをめぐっては、これまで遠隔操作型の無人潜水機(ROV)による捜索が行われてきましたが、今回、潜水士が船内を捜索するのは初めてとなります。

 水難学会の斎藤秀俊会長によりますと、カズワンが沈む水深115メートルの海底では、地上の約12倍の圧力がかかるということです。

 (KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)

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