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知床半島の先端 "衣類" 見つけた漁師「網に青ジーンズが…この辺にあると思っていた」飽和潜水開始へ

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 知床半島沖で観光船が沈没し、依然12人が行方不明となっている事故で、5月19日午後から沈没現場の海底に初めて潜水士が潜り、船内などで行方不明者の捜索を開始します。

 (上空のヘリから):「オレンジ色の部屋が水中エレベーターです。これに乗って飽和潜水士が、海底約120mまで潜り、作業をするということです」

 深い海底まで潜ることができる「飽和潜水」の設備を持つ民間の作業船「海進」は、現場海域に到着していて、このあと19日午後1時ごろから潜水作業が開始されます。

 加圧作業で体を慣らした潜水士3人が水中エレベーターで海中に降り、水深115メートルに沈む「KAZU1(カズワン)」の船内とその周辺で行方不明者の捜索にあたります。

 捜索は20日まで行われ、その後船体の状態を調べた上で、早ければ週明けにもカズワンの引き揚げが行われる見通しです。

 一方、知床半島の先端付近では18日、ウニ漁をしていた漁師が青のジーンズと黒のポーチ、灰色のタンクトップを海中から発見しました。

 発見した漁師:「ウニを引き揚げたらウニの網にジーパンが入っていた。エドウィンの40インチのサイズ。次の網でタンクトップとポーチが入っていた。やっぱりあったんだなって…この辺にどこかにはあると思っていたから見つけてよかった、家族(遺族)のためにも」

 行方不明者のものか特定はできていませんが、海上保安庁の潜水士が19日、現場付近に潜り捜索を行っています。

(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)

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