3年ぶり“ライラックまつり”「おいしい」 久々のイベントに市民ウキウキ 札幌は6月7月続々
札幌市に初夏の訪れを告げる「ライラックまつり」が3年ぶりに始まりました。
ウィズコロナの時代に札幌市が開くイベントの試金石になりそうです。
八木 隆太郎 キャスター:「3年ぶりの開催となったライラックまつり今年は感染対策に気を配りながら外で食事やお酒を楽しめます。おいしい」
新型コロナウイルスの感染拡大で2020年は中止、2021年はオンラインでの開催となった「ライラックまつり」。
3年ぶりのリアルなイベントに大通公園の会場は、朝から大勢の人で賑わいました。
イベント関係者:「3年ぶりにこんないいお天気でみんな張り切っています」
「札幌市民がみんな大通りに集まると良いなと」

美しいライラック
例年人気のワインガーデンは中止となりましたが、北海道内の飲食店が集まる6丁目会場には、アクリル板で仕切られた382席が用意されました。
飲食エリアはフェンスで仕切られ、入場するには「北海道コロナ通知システム」への登録、または氏名と電話番号の記載が義務づけられました。
会計はキャッシュレス決済でも行われるなど感染症対策が徹底されています。
会場アナウンス:「マスク会食にてお楽しみいただきますようお願いいたします」
訪れた人:「おいしい」
「マスク(会食)を守ってるからいいんじゃないかと思います」
「うれしいです。(ライラックは)札幌の花っていうイメージなので、続けてほしいお祭りです」

笑顔がうらやましい
コロナ禍の前までは、まつりの初日にライラックの苗木が市民に手渡しでプレゼントされていましたが、2020年は中止、2021年は希望者に配送していました。
横山造園 室田 莉奈さん:「ライラックの苗木です。1000ポットあります」
この造園業者では毎年3月、ライラックまつりで配る苗木を関東から仕入れています。
2020年のイベント中止では、1000本の苗木が行き場をなくしてしまい今でも約60本が残されたままです。
室田 さん:「苗木がずっと余っている状態だったんですけど、お客さまや民間の方からお電話をいただいて、今も60本程度が残ってしまっているんですけど940本は無事にお客さまに届けて結果的にはよかった」
2022年も2021年と同様、札幌市民を対象にオンラインの抽選で1000人に苗木を無料で発送することが決まりました。
室田 さん:「楽しみにしている方がいらっしゃると思うので、一生懸命管理させてもらっています。ライラックは香りがとてもいいので、この時期しか楽しめない香りを楽しんでいただきたい」
ライラックまつりは大通公園で5月29日まで、白石区の川下公園では5月28日から2日間開催されます。

苗木も欲しいですね
さっぽろライラックまつりは川下公園の会場もあり、28日に苗木の無料配布があります。

今年の夏は楽しみたい!
札幌市内では、夏に向けて色々なイベントが行われます。
6月は北大祭(150店に縮小し事前予約制)、YOSAKOIソーラン祭り、北海道神宮例祭(アルコールなし)。
7月は大通公園で新しい食のイベント「お酒と食のおいしいマルシェ」、真駒内花火大会。大通ビアガーデンも開催が検討されています。