北海道に、ユーがいる。|北海道文化放送 北海道に、ユーがいる。|北海道文化放送


MENU CLOSE
検索

運航会社"ずさんな安全管理" 国にチェック体制の甘さも 悲劇の責任は…生かされなかった改善報告

事件・事故 社会 友だち追加

auはコースの大半が圏外だったとみられる

 しかし、事故の3日前に行われた検査では、豊田船長は通信手段を再びauの携帯電話にしたいと申請しています。その際、国に代わって検査を行ったJCI(日本小型船舶検査機構)によると、こんなやりとりがあったといいます。

 JCI:「キャリアはどこですか?」
 豊田船長:「auです」

 JCI:「航路で通信可能ですか?」
 豊田船長:「大丈夫です」

 JCI:「本当につながりますか?」
 豊田船長:「通信可能です」

 JCIは、地元の漁業関係者からも通信できることを口頭で確認したとして変更を許可しました。しかし、事故当日豊田船長は乗客の携帯電話から海上保安庁に通報していたことがわかっています。さらに…。

 立憲民主党 城井 崇 衆院議員:「風速0.5m、波高0.5m、視程5000mという数字がずっと続くんです。自然ってこんなに同じ数字にはならない」

国会で指摘された運行記録簿の数字

 国会でこう指摘されたのは知床遊覧船の2021年7月の運航記録簿の数字です。風速、波の高さ、目視で確認できる距離が10日間連続で同じ値が記入されていました。これに対し国交省の担当者は。

 国交省の担当者:「この記録簿を見る限りにおいては適切ではない。確認をするときに、ひょっとしたら見逃していたかもしれないというところがございます」

 今回の沈没事故では運航会社のずさんな安全管理だけではなく、不十分なチェックを行った国も責任が問われています。

(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)

  • みんテレ