知床観光船 アマチュア無線局の“免許確認できず”日常的に使っていた違反も確認 北海道総合通信局の調査
知床沖で観光船が沈没した事故をめぐり北海道総合通信局が行った運航会社への調査。
無線の使用をめぐり違反があることがわかりました。
石井 祐里枝 アナウンサー:「午後3時、知床遊覧船の事務所に北海道通信局の職員が到着しました。無線の調査が行われます」
4月、知床沖で観光船が沈没した事故で、北海道総合通信局は沈没した「KAZU1(カズワン)」の運航会社「知床遊覧船」に調査に入りました。
道通信局によりますと業務使用が禁止されているアマチュア無線を日常的に使っていた違反が確認されたほか、5月12日の調査では無線局の免許状も確認できませんでした。

免許も確認できず…
北海道総合通信局:「事務室にアマチュア無線機があったが、どなたが設置し、どなたが使っていたかが明確にならなかった」
一方、「知床遊覧船」の桂田社長は別の用事があるとして、5月12日の調査には立ち合いませんでした。
「知床遊覧船」は2021年6月、国の特別監査で業務用無線を使うよう行政指導を受けていました。