タマネギ2玉"290円" 例年の"2倍以上"値上がり 道産「貯蔵タマネギ」猛暑で生産量減る 札幌市
カレーにハンバーグ、野菜炒めなど、さまざまな料理に欠かせないタマネギ。その値段がいま例年の2倍以上に上がっています。
新鮮な野菜が手ごろな価格で買えると評判のこの店では…。
安野 陽介 ディレクター:「タマネギが2玉で290円です。これは手が出ない!」
北海道産のタマネギが、なんと2玉で290円。
例年だと、この時期は2玉130円ほどだったということで、2倍以上に値上がりしたことになります。

例年の2倍以上に値上がり
5月12日に入荷したばかりの本州産の2Lサイズは1玉190円でした。
買い物客:「高いですね。2つでも半値で買えた」
なぜここまで値上がりしたのでしょうか。
サンQ青果 奥山 善彦 代表:「去年の猛暑の影響で(道産の)ものが少なく、本州産の出荷量も少ない」
現在出回っているのは、北海道産の「貯蔵タマネギ」ですが、2021年の夏の猛暑で生産量が減りました。
一方、今後出荷が増える本州産のタマネギは大雨などの影響でこちらも生産量が減り、高値となっているのです。

本州産タマネギも高値に
それでは、今後の見通しは?
サンQ青果 奥山 善彦 代表:「輸入のタマネギも少ないので、傾向としては高い状態が続くかなと思ってます」

キャベツ、ダイコンも高値に
タマネギだけじゃないんです。他にも値上がりしている野菜があります。
取材させていただいた「サンQ青果」では、例年1玉150円のキャベツが、350円に。例年1本200円のダイコンが300円に値上がりしているということです。
これからは夏野菜がふんだんに供給されますので、タマネギの需要が減り、価格も落ち着いてくるのではないかということです。