新幹線トンネル工事で“陥没” 直径約5メートル 以前に湧き水で工事中断の現場 再開のめど立たず
北海道新幹線のトンネル工事現場で直径約5mの陥没が確認されました。工事再開のめどは立っていません。
北海道新幹線札幌延伸の工事が進む北海道南部の北斗市にある渡島トンネルの工事現場で、トンネル上部の地表面に陥没が確認されたことがわかりました。
陥没は直径約5m、深さ約4mの円形で北斗市のトンネル入口から約6.4kmの地点で確認されました。
この地点では2022年3月、トンネル坑内に多量の湧き水と土砂が流入したため工事を中断していました。
ケガ人はいないということです。
工事を進める鉄道運輸機構によりますと、現在陥没の範囲は広がっておらず、トンネル坑内への影響はありませんが、工事再開のめどは立っていないということです。
陥没と工事の因果関係はわかっておらず、調査を進めるとしています。