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【陸上】福島千里「幸せだった&ありがとう」…国立競技場で引退セレモニー

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引退セレモニーで挨拶する福島千里 Photo by Aflo Sport

 今年1月に引退を表明した福島千里さん(33歳、幕別町出身)の引退セレモニーが5月8日、国立競技場で行われました。

 セイコーゴールデングランプリ陸上2022終了後、Tシャツに「FUKUSHIMA」のナンバーカードを付けてトラックの上をランニングしながら登場した福島さん。

 司会者のインタビューに「改めまして昨シーズンをもちまして現役を引退することになりました。こうしてトラックにいると、いつも全力で走っていたのですが、こうして立ち止まってみると、この沢山の声援の中で走れていたのだなと思うと幸せだったなと思っています」と答えました。

 セレモニーでは山縣亮太選手、デーデー ブルーノ選手らチームメートとともにキッズシャトルリレーに参加。トップでフィニッシュすると大きな拍手を浴びていました。参加したこどもたちから花束を受け取ると挨拶で次のように感謝の言葉を述べました。

 ◆福島千里引退セレモニーでの挨拶

 「本日はこのような機会をいただいて本当に幸せなことだと思っています。本当にありがとうございました」。

 「また最後にチームメートの山縣さんはじめ皆さんと一緒に走れて本当に幸せでした」。

 「この機会を無駄にしたくないのでメモを読ませていただきます」。

 メモを受け取ってー

 「いつも私の周りでは暖かく、心強いコーチ、トレーナーさん、家族、友人、チームメート、ライバルのみんな、選手の方々、スポンサー、そしてファンのみなさんがいてくれました」。

 「競技を始めた頃は想像もつかなかったような記録や多くの世界大会にも出場することができました。最後の方はケガに苦しむ時期も多かったですが、変らぬサポート、応援に多くの励ましをいただきました」。

 「今後は今までお世話になったことに感謝の気持をもって新たなことにチャレンジしていきたいと思っています」。

 「本日も世界のトップ選手が素晴らしい戦いを選手たちはしていますが、これからもひとりでも多くのアスリートが日本国内にとどまらず、世界の舞台で活躍することを楽しみにしています」。

 「そしてまた、私の持つ日本記録が更新されることもとても心待ちにしています」。

 「最後になりますが、本日まで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました」。

 「これからもトラックでも、またトラック以外でもずっと走り続けていると思いますが、これからもよろしくお願いします。本当にありがとうございました」。

 ◆福島千里プロフィール&ヒストリー

 1988年 北海道幕別町生まれ
 幕別糠内中-帯広南商業高校-北海道ハイテクAC-札幌陸協-セイコー

 中学時代に全国ランキング入りし北海道内では注目のジュニアとなる。同学年の高橋萌木子の活躍もあり、中学・高校時代は全国タイトルはなかったが中村宏之氏から「北海道から日本一、世界を目指そう」と勧誘されインドアスタジアムを構える恵庭市の北海道ハイテクACを拠点に成長。

 2008年の織田記念陸上で日本タイ記録で全国規模の大会、初優勝。北京五輪選考会の日本選手権、さらに五輪代表選出追加期限の南部記念と連勝する。その時点では派遣資格記録に届かなかったが、強化・選考委員会の協議の結果、代表候補に推薦され日本選手団入り、日本女子100メートル56年ぶりの五輪出場をかなえる。

 2008年の北京で五輪の空気を吸うと進化が加速。2009年からは100メートル、200メートルで日本記録を次々と塗り替え、“新記録の福島”を印象付けた。

 2010年アジア大会100、200の2冠を始めアジアの女子短距離の頂点に立ち、アジア勢には体格的にも難しいと言われながらも世界選手権で準決勝進出(2009、2011)を果たすなど日本女子“初”を重ねていった。

 また400メートルリレー3走としても活躍し、北京では女子ショートスプリントたった一人の代表だったが4年後(2012年ロンドン)には日本女子400リレーを五輪に導いた。

 さらに福島の偉業は腰痛、骨折、アキレス腱痛などケガに苦しめられながらも活躍を継続させたところにもある。日本選手権では2008年、20歳の誕生日の2日後の初優勝以来2018年まで100メートル、200メートルともに8度の優勝。最後に2冠を飾った2016年には200メートルの日本記録を更新して3度目の五輪代表を決めている。

 ◆福島千里が保持する日本記録、最高記録

 女子60メートル 7秒79(2012年)
 女子100メートル 11秒21(2010年) 11秒16w※追い風参考も日本最速
 女子200メートル 22秒88(2016年)
 女子4×100メートル 43秒39(2011年) 第3走者

 ◆五輪出場歴

 五輪には北京(2008)、ロンドン(2012)、リオデジャネイロ(2016)の3大会代表。

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