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声詰まらせ「思い届くように手入れを…」献花台に"585"組の花 長く保つよう移し替えも 報道初公開

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 北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船「KAZU1(カズワン、19トン)」が沈没した事故で、5月10日、斜里町に設けられている献花台が初めて公開されました。

 5月9日夕方までに、585組の花や花束がそなえられたということです。

 4月23日に沈没したカズワンの沈没事故から18日目。斜里町のB&G海洋センターに設けられている献花台には、10日も花を供える人たちの姿がありました。

 10日、献花台が初めて報道陣に公開されました。

花が長く保つような入れ替えもしている

 センターの献花台には、多くの花や花束が現在も残されています。

 献花された花は、斜里町の職員に地元の生花店も加わり、1日2回、花の交換をしています。

 なるべく長く花が保つように、前日までの花はアレンジをして、水を入れた花瓶などに移し替えています。

 斜里町によりますと、最初の3日間は数えていなかったということですが、4月26日から5月9日午後5時30分現在までに、585組の花や花束を供えられたということです。

茂木千歳さんは「思いが届くよう"に手入れさせていただいています」

 斜里町保健福祉課の茂木千歳さんは、「献花には、亡くなられた14人への哀悼の思いが込められ、また行方不明の12人には、一日も早く家族のもとに戻られるようにとの願いが込められています。"その思いが届くよう"に手入れさせていただいています」と涙をこらえながら話していました。

 献花とともに、捜索活動が進展することへの願いなどが込められた手紙も届けられているということです。

 斜里町の北雅裕副町長は「"知床はあなたを忘れない"ということで、お亡くなりになった方、行方不明の方、直接にこのように思いを伝えてくださる全国の思いを受けて、今後の業務にあたっていきたい」。

捜索の進展を願う手紙も届けられているという

 カズワンが沈没した現場海域を中心に10日も上空、海上、海中での捜索が続いています。

 10日、海上からは海保と道警の船舶6隻が捜索を続けていて、今後、海自も加わるということです。

 航空機による捜索は、10日は6フライトを予定し、1フライト目が10日午前8時から実施されました。

 また、海保の巡視船「つがる」「れぶん」が北方領土の国後島東側の海域まで範囲を広げ捜索しています。

海底のカズワン(提供:第一管区海上保安本部 撮影:ROVはくよう)

 10日午後1時現在、行方不明の12人について新たな手掛かりは見つかっていません。

 カズワンが沈没している水深115mの深さで潜水士が捜索するためには、「飽和潜水」と呼ばれる特殊な方法が取られますが、10日午後3時ごろにも「飽和潜水」の機材を載せた日本サルヴェージの作業船「海進」が救助船「早潮丸」とともに北九州市から出港する予定です。

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