道産甘エビ 約2倍に価格急上昇 なぜ? マダラ"空前の豊漁"誘因か 外国産も品薄 見通し甘くない

マイワシが大量死
かごの中の餌で引き寄せ甘エビをとるのがエビかご漁ですが、甘エビは今、死んだイワシを食べているというのです。

エビかご漁
一方でこんな可能性も指摘しました。
道立総合研究機構 中央水産試験場 山口 浩志 研究主幹:「気になるのは、甘エビの有力な捕食者であるマダラが空前の豊漁。甘エビを捕る漁船は大幅に減っているにも関わらず、漁獲量が減っているのは捕食者増加の可能性も否定できない」
品薄になっているのは、道産の甘エビだけではありません。
外国産も入荷が難しくなっていました。
ラッキー山の手店 岩倉 正晃さん:「ウクライナ情勢などもありまして、ロシア産のものから他の外国産にシフトする国も増えていまして、そこの引き合いが強くなっている。あとは円安の兼ね合い、輸入で相場がどんどん上がっている」

外国産も入荷が難しくなってきた
スーパーでは、現在冷凍された在庫でしのいでいます。
ラッキー山の手店 岩倉 正晃さん:「現在の在庫ががなくなると、新たな入荷分は、値段が買い付けでどんどん上がっている。スーパーの店頭に並ぶエビ自体もさらに値上がりということは十分に考えられます」
今後も価格の上昇がありそうな甘エビ。見通しは甘くありません。