【速報】海底のカズワン 船内撮影した北海道警の水中カメラ"回収不能"に ケーブル引っかかったか
北海道知床半島沖で26人を乗せた観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没した事故で、第一管区海上保安本部は5月5日、3日にカズワンの船内に入り、船内の様子を撮影した北海道警の水中カメラが、回収不能になったことを明らかにしました。
海保によりますと、母船とはケーブルが外れている状態で、映像は見ることができないということです。
カメラのモーターが故障しているわけではなく、船内でケーブルが引っかかった可能性があると、回収不能になった原因について推測しました。
4日に公開された、北海道警の水中カメラがカズワンの船内を撮影した画像では、客室の座席などが確認できましたが、人の姿は確認できませんでした。
このため、海保は乗客が船外にいる可能性もあるとみて、5日も現場海域を中心に捜索を続けています。
また、業務上過失致死の疑いで運航会社を家宅捜索し、出航の判断や安全管理に不備がなかったか調べています。
(KAZU1の「ワン」は正式にはローマ数字)