船上プロポーズのはずが…息子はどこ 情報不足指摘する声も 「罵声がすごかった」「ばか言うな」 北海道
石井 祐里枝 アナウンサー:「町長が来ました。これから捜索状況についてなど、家族への説明会が行われます」
4月25日午後1時に、斜里町「しれとこ村」で始まった、25日の2回目の説明会。しかし、乗客の家族からは、「なぜ事故は起きたのか、説明不足」との声が相次いだといいます。
いまだに安否のわからない家族の思いは…
乗船したとみられる男性の家族:「知床の海を見に行くとは聞いていた。全部妹が手配をしていたから、(23日)午前10時の観光船をとったから、予定通りだったら乗っているはずだと…」
乗客乗員26人の中に、佐賀県に住む78歳の父親がいたといいます。
佐賀県に住む78歳男性の息子:「妹が連絡をしたら、"3人様が乗られました"と確認が取れた。まさかこういうことになるとは思っていなかった」

「まさかこういうことになるとは思っていなかった」
男性は、家族の安否を確かめるため4月25日、斜里町に入る予定です。さらに…
息子と連絡が取れない父親:「きのうからこうやって、ぐるぐるぐるぐる回って、探しているんだけども、どうしようもないんだけど、いたたまれなくて…」
北海道北見市から知床を訪れ、観光船に乗船した20代の息子と、息子の彼女と連絡がとれない父親。少しでも情報を求めて、現場周辺を回っています。
息子と連絡が取れない父親:「いや、たまたま携帯を見て、クルーズ船沈没ってあったから"あれ?息子行ってるんだよな。嘘だろ?"と思って、それでメールと電話をしたんですよ。そしたら全く通じない」
父親によりますと、息子の乗船理由は…
息子と連絡が取れない父親:「彼女にも黙って知床に来て、サプライズを誕生祝いでやろうと、本人が考えて。クルーズの旅ですか、観光船に乗せてということを考えて来たときに、今回こういう事故にあった。23日が(彼女の)誕生日だった。誕生日おめでとうって言ったっきり…」