【速報】発見された10人の"死亡"を確認 北海道知床沖で不明の観光船関係者か 残る16人の捜索続く

岩場で捜索にあたる海保のヘリ
北海道知床沖で救助要請した乗客乗員26人が乗った観光船の捜索で、これまでに10人が見つかりヘリなどによって搬送されましたが、10人とも死亡が確認されました。

岩場での捜索の様子
救助要請があった現場付近では24日午前、北海道警察のヘリコプターが海上に浮かんでいた3人を発見。続いて海保のヘリが岩場付近で1人を発見しました。
さらに通報があった「カシュニの滝」から直線距離で14キロほど離れた知床岬先端の岩場と波打ち際で、海保が新たに3人を発見。

救助された人を運ぶ道警のヘリ(斜里町 24日午前5時50分ごろ)
さらに道警ヘリが1人、自衛隊機が2人を発見しました。
10人ともヘリなどにより搬送されましたが、海上保安庁の関係者によりますと、10人全員の死亡が確認されました。

現場の状況
4月23日午後1時15分ころ知床半島の西側沖合を航行していた知床遊覧船所有の観光船「KAZUI」(カズワン)から「浸水している」などと第一管区海上保安本部に救助要請がありました。

観光船に乗っていたのは乗客乗員26人
観光船には子ども2人を含む観光客24人と、船長と甲板員の、合わせて26人が乗っていました。
海上保安部の巡視船と航空機のほか、北海道警や自衛隊などが残る16人の捜索にあたっています。