1ドル130円に迫る勢い "悪い円安"が暮らしを直撃…外国産牛肉・ワインなど「輸入価格」ますます上昇
1ドル130円に迫り勢いが止まらない"円安"。
輸入価格の上昇で、私たちの暮らしへにも大きな影響が出始めています。
北海道内外で12店舗を展開するステーキ店「ビーフインパクト」

ステーキ店「ビーフインパクト」
外国産牛肉を主に扱い、分厚いステーキを炭火でレアに焼き上げるのが特徴です。
看板メニューは、1g7円からリブロースをたっぷりと食べられるビーフインパクトステーキ。
創業以来、オーストラリア産にこだわってきましたが、2021年8月、値段が安定して品質も同程度のウルグアイ産に切り替えました。

オーストラリア産からウルグアイ産に切り替えた
その理由が…。
大東エンタープライズ 花田 孝志 常務:「オーストラリア産がなかなか手に入りづらい。価格が正直倍近くまで上がっている」
オーストラリア産のリブロースの卸売価格は、2022年3月時点で1kg約3200円。
前年同月比と比べて700円近くの値上がりです。

今後も仕入れ価格の上昇が予測される
大東エンタープライズ 花田 孝志 常務:「オーストラリアの干ばつ、原油高、コロナの影響で供給量が落ちている」
そして今、追い打ちをかけようとしているのが「円安」です。
ただでさえ苦しいのにさらなる仕入れ価格の上昇が予想されます。
大東エンタープライズ 花田 孝志 常務:「6月、7月ぐらいの価格に大きく影響しそう。かなり厳しい状況だが、あからさまに値上げをしてお客様が減るよりは、企業努力で何とか価格を今のところは据え置く」
円安の影響を受けるのはもちろん牛肉だけではありません。
札幌市中央区の時計台ビルにある、キャビネ・ドゥ・ヴァン・サッポロ。

キャビネ・ドゥ・ヴァン札幌
キャビネ・ドゥ・ヴァン・サッポロ 大床 敏風 GM:「こちらの棚は自社輸入商品。フランス・ロワール地方のサンセールのワイン。(北海道でも)当店だけかと思います」
フランス産ワインを自社輸入。
コストを抑えながら、大手にはない独自のワインの品ぞろえが自慢です。