「春分の日」札幌で春を探してみた…墓参に訪れるも残雪大変・大通公園にはフキノトウ 春服姿もちらほら
3月21日は春分の日です。この冬は大雪に悩まされた北海道札幌市ですが、中心部では春が少しずつ近づいています。
三宅 真人 記者:「霊園内の雪はまだ多く残っています。ほとんどの墓石が雪に埋まっている状態です」
21日は彼岸の中日でもあり、札幌市内の霊園には墓参りをする市民が訪れていましたが、大雪で道は埋まり、墓もスコップなどで掘り出さなくてはお供えもできませんでした。

雪で埋まった墓を除雪
墓参りに来た市民:「ちょっと見たことない雪ですよ。(お墓は)一番向こう側。行けない。雪が膝まであるから。家に帰ってお供えする」
札幌の住宅街では、まだ雪が多く残されている道もあり、車や歩行者も通るのがやっとです。

暖気で雪解けが進むが歩きにくい路面に
札幌市民:「前までは車入って来たら埋まってしまった。まだ雪解けは遠い。春は遅いでしょうね」
一方、大通公園ではサラサモクレンの枝先のつぼみが、大きくなり始めています。またフキノトウも土の中から力強く顔を出しています。
鎌田 祐輔 記者:「正午過ぎの大通公園では、太陽が顔をのぞかせています、そのため、厚手のコートを1枚脱いでも十分過ごせそうです」
21日の札幌市内の最高気温は4.8度と、平年を若干下回りましたが、薄手の服装で街を歩く人たちの姿が多く見られました。
20代女性:「春服です。今年初めて着た。きょうは暖かくて良い」
男子高校生:「やっと春が来た。ちょっとまだ寒い」
また、雪解けも進んでいます。
鎌田 祐輔 記者:「西1~2丁目のバス路線です。あれほど高かった雪の山が今では全くなくなっています」

札幌中心部は路肩の雪がほぼ残っていない
札幌の中心部では排雪がすすみ、道路わきなどもほとんど雪が残っていない場所も。
今週末には4月上旬並みまで気温が上がる見通しで、さらに雪解けが進みそうです。