「元作業小屋」が倒壊…"雪の重み"か 4月中旬並みの気温で一気に融雪進む ケガ人なし 北海道小樽市

倒壊した建物(北海道小樽市、2022年3月11日)
大雪によるとみられる建物の被害が相次ぐ北海道小樽市で3月11日、建物が倒壊しているのが見つかりました。ケガをした人はいません。
11日午後3時30分ごろ、小樽市若竹町の若竹郵便局近くで、「建物が雪で倒壊した」などと付近の住民から消防に通報がありました。
警察などによりますと現場は以前、建具関連の作業小屋として使われていた建物で、中に人はおらずケガをした人はいません。
建物は1週間ほど前から壊れかけていたとみられ、屋根が大きくつぶれ、雪の重みが原因の可能性があります。
消防が付近の立ち入りを規制しています。

倒壊した建物(北海道小樽市、2022年3月11日)
小樽市では午後2時20分ごろ、最高気温が2022年で最も高い9.7℃と平年より6.7℃高く、4月中旬並みまであがっていました。
北海道警によりますと10日までの今季、北海道内で落雪や除雪作業中の事故は175件。死者23人、建物倒壊66件は過去5年で最多となっています。