10代以下32%…第6波で目立つ子どもの感染 ワクチン接種に悩む保護者 専門家「基礎疾患あれば推奨」

子どものワクチン接種へのギモン
円山ため小児科 多米 淳 院長へのインタビュー
Q.子どもへのワクチン接種の考え方は?
(日本小児科学会などは)基礎疾患がある人にはリスクよりもメリットの方が多い。基礎疾患があることもに関しては(接種を)勧めてくださいという指針
Q.健康な子どもへの接種は?
健康な子どもは基本的に感染しても軽症で済んでいるが、すべてが軽症で終わるわけではない(入院のケースもある)
Q.副反応は?
基本的には大人と変わらない。接種した部位に痛みが出る、けん怠感がメインで熱が出る、頭が痛い。接種した後数日は保護者が子どもの健康を観察することが重要
塚本教授は、「心筋炎が子どもが多いとは言われているが、重大に至っているケースはない」と付け加えた上で、「以前は高齢者やリスクの高い人と同居している場合は、子どもへの接種を勧めていたが、まずは基礎疾患があるお子さんが受けることが大事だと思う」としています。
札幌市では4日から子どもへのワクチン接種が始まります。保護者が納得して判断できるよう、医師や行政の説明が引き続き求められています。