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「雇い止めの撤回を」"花畑牧場"ベトナム人労働者 労組結成し要求…水道光熱費値上げへのストきっかけで

事件・事故 社会 友だち追加

申し入れ後の記者会見(2022年2月24日)

 生キャラメルやラクレットチーズなどで有名な北海道中札内村の「花畑牧場」で働くベトナム人労働者40人が3月で雇い止めになることになり、労働組合を結成した労働者が会社側に交渉の申し入れをしました。

 ベトナム人労働者を支援する札幌地域労組によりますと、雇い止めとなったのは花畑牧場で働くベトナム人労働者40人で、そのうち4人が損害賠償を請求され、労働組合を結成しました。

 ベトナム人労働者は「寮の水道光熱費」として、毎月7000円を負担していましたが、2021年10月から値上げとなり、2022年1月には倍以上の1万5000円に値上げされ、給料から引き去られたということです。

 ベトナム人労働者は通告をした上で、1月26日にストライキを実行。同日夜、会社側は水道光熱費を月7000円に戻すと通知しました。

ベトナム人労働者が働く花畑牧場(北海道中札内村)

 しかし会社側は、2月7日付の「契約期間満了通知書」で3月15日で雇い止めとする通告と、ストライキを行ったことに対し、出勤停止7日間の懲戒処分としました。

 さらにリーダー格の4人には「他の従業員を扇動して生産ラインを止めるという不当な争議行為を行った」として、1人当たり50万円、計200万円の損害賠償を請求したとしています。

 ベトナム人労働者は、雇い止めや損害賠償請求は不当だとして労働組合を結成し、2月24日午前、会社側に雇い止めの撤回と団体交渉に応じるよう申し入れました。

雇い止め撤回を訴え労働組合を結成したベトナム人労働者

 申し入れ後に会見に臨んだベトナム人労働者は、「会社の対応はびっくりした。まだ花畑牧場で働き続けたい」と話し、札幌地域労組の三苫文靖 書記長は、「田中義剛社長のラジオを聞いて育った世代で、いち花畑牧場のファンとして残念。非正規の外国人労働者という圧倒的に弱い立場の人に会社が一方的に強い言葉を使い損害賠償を求めるのはやり方としてひどい。極めて不当なので撤回を求めたい」と訴えています。

 花畑牧場は「担当者が不在のため、答えられない」としています。

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