"式典前後の飲み会"に参加し「新成人16人」感染…複数グループで朝方まで飲食ケースも 北海道小樽市

小樽市保健所の会見(2022年1月13日)
北海道小樽市は1月13日、9日に行われた成人式前後の飲み会に参加した新成人16人が、新型コロナウイルスへの感染が確認されたことを発表しました。
小樽市が13日に開いた会見で明らかになったもので、成人式前後の8日から10日に行われた多人数での飲み会に参加し、これまでに16人(市内15人、市外1人)確認されているということです。
小樽市では9日、2回にわけて式典を行い、計約600人が参加していました。
小樽市では現在、利用した店の調査をしている最中で、クラスターの判断をできるところまでいたっていないということですが、調査をしている店は10店を超えていて、さらに増えるとみています。
聞き取りでは複数のグループがあり、1つの店に最大40~50人がいて、30人くらいのグループもあるとみられます。
成人式会場では陰性を確認した上で参加を認めていて、参加者は当日は陰性でした。
同市は式典は30分ほどで大声を出す場ではないことなどから、会場での感染の可能性は低いと見ています。
一方飲み会では多くの人が集まり、マスクを着用していないケースもあり、中には朝5時まで長時間に渡り飲食をしていたことも確認されているということです。
また詳細は公表していませんが、1月に入り確認されている市内の感染者19人中、5人が変異ウイルス「オミクロン株の疑い」があるとして、検査を進めています。
小樽市では現在濃厚接触者の検査を進めていますが、検査対象にならず不安がある人は、検査を受けてほしいとしています。対象・連絡先は以下の通りです。
・成人式前後(8日~10日)で多人数の飲み会に参加した
・上記の客を受け入れた飲食店関係者
・感染の不安がある人
発熱やせきなどの症状がある人は「かかりつけ医」または「小樽市発熱者相談センター」へ
0570-080-185(24時間対応)
無症状の人は、「小樽市保健所生活衛生課」へ
0134-22-3118(午前10時~午後5時、土日含む)