連日の暴風雪 交通遮断で"孤立"状態だった稚内市 国道40号が通行止め解除 市内のバスは全便運休

1月13日朝の北海道稚内市
1月13日の北海道は、発達した低気圧が千島近海で停滞しているため、強い冬型の気圧配置となっていて、連日の暴風雪となっているところがあります。
13日午前9時までの24時間の降雪量は、音威子府村で34センチ、夕張市で25センチ、赤井川村24センチなどとなっています。
最大瞬間風速は、えりも岬38.3メートル(午前5時18分)、浦河町28.7メートル(午前7時25分)、松前町24.2メートル(午前0時50分)などとなっています。
稚内市総務防災課によりますと、稚内市は、市外を結ぶJRと航空便が運休・欠航していて、市内の路線バスは13日は全便運休となっています。
国道、道道も一時全線で通行止めとなっていましたが、13日午前8時30分に旭川市などを結ぶ国道40号線の通行止めが解除されました。
道道も徐々に解除されているということです。
宗谷岬を結ぶ国道238号線は13日午前9時30分現在、通行止めが続いています。
市総務防災課では「気象警報が解除され、風が少し落ち着いてきたので、市民は雪かきなどに追われているようだ」と話しています。

稚内空港は欠航が続いている(北海道稚内市=2022年1月13日朝)
北海道電力によりますと13日午前9時50分現在、道内で停電しているところは、江別市で約10戸、豊富町で約160戸の計約160戸です。
JRは13日午前5時現在、特急17本、快速エアポート26本、快速・普通列車123本の計166本が運休しています。
新千歳空港の発着便は13日午前9時現在、稚内、新潟を含む6便を含む計8便が欠航しています。
今後の予想される最大瞬間風速は、日本海側の陸上・海上で30メートル、太平洋側の陸上・海上で35メートル、オホーツク海側の陸上で25メートル、海上で30メートルです。
予想降雪量は、14日朝までの多い所で、石狩・空知・後志地方50センチ、上川・留萌地方50センチ、胆振・日高地方40センチ、宗谷地方30センチ、網走・北見・紋別地方25センチ、渡島・桧山地方25センチです。
札幌市中心部では10~20センチの予想です。
波の予想は日本海側で5メートル、太平洋側で5メートル、オホーツク海側で3メートルとなっています。
14日にかけて、暴風や高波、吹きだまりによる交通障害などに十分注意してください。