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【スキージャンプ】高梨沙羅 北京五輪で悲願の金メダルへ「ゼロからの進化」

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高梨沙羅選手

 2018年2月、平昌五輪で銅メダルを獲得した高梨沙羅選手(25)。日本女子ジャンプ史上初の快挙となった直後、高梨選手にはある思いが芽生えました。

 「このままだとこれ以上、上はない」

 ジャンプの要素であるスタート、助走となるアプローチ、ジャンプ台から飛び出すテイクオフ、そして着地。これら4つの要素を北京五輪までにすべて変えるという決断を下しました。

 「平昌五輪が終わってから自分のすべてを出し切った試合でこれ以上、上がないと思ったときに変えようと思ったんですけどなかなか最初の年はうまくいかなくて元に戻そうかなと一瞬思ったりもした。それでも女子ジャンプのレベルが年々上がってきている中で、このままだとトップ争いはもちろん、表彰台も厳しいかもしれないとなったときに挑戦したくなって、ゼロからというのもスタート台に入るところから全部変えてというところでゼロからと思っている」 

高梨沙羅選手

 その中で大きく変わったのがテイクオフの部分でした。過去は飛び出した後スキーの先端が大きく跳ね上がることがありましたが、現在のテイクオフでは飛び出した後スキーの先端はまっすぐでほとんど上下動を見せずに空中姿勢に移っています。これで空気抵抗が減り空中のスピードが増したことで理想のジャンプに近づきました。

 「テイクオフの時の高さだとか力強さというのは出せないのでどうやったらこの体をうまく使って飛べるかということを考えたときにスピード感を殺さずに飛ぶスタイルというのが一番自分には合っているかなと思っていて、だからこそスタートの時もスピードを意識して滑っていますしスピードをいかに殺さずにテイクオフにつなげていけるかというのが一番の課題だと思います」

 北京五輪まで1カ月を切った今でも進化を続ける高梨選手。ここまでジャンプを変えた理由についても語ってくれました。

 「苦しくてもトップで戦っていた気持ちをもう一回味わってみたいと思ってしまった。ジャンプの形もレベルが上がっていると思いますし年々女子ジャンプ界のレベルが上がってきている中で、表彰台にずっと乗ることができているというのも私自身も進化していると思って練習している」

 フォーム変更後なかなか結果が出ず、今季のW杯は開幕から8戦を終えて表彰台無しと苦しんだ高梨選手でしたが、年始初戦となった第9戦で今季初優勝を飾りました。北京五輪開幕まであと23日。ゼロからの進化を見せる時はすぐそこまできています。

 「成長した自分を見てもらうために4年間すべてをかけて作り直してきたので見てくださっている方々に勇気とか元気を感じてもらえるようなジャンプができるように頑張っていきたい」
 
 高梨選手が北京の空にどんな放物線を描くのか期待が高まります。

 ◆北京五輪スキージャンプ日程
2月5日 女子個人(ノーマルヒル)
2月6日 男子ノーマルヒル個人
2月7日 混合団体(新種目)
2月12日 男子ラージヒル個人
2月14日 男子団体

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