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迫力! 世界が認める和太鼓&三味線 "二刀流奏者"の挑戦 2022年のテーマは「心のこもった演奏を」

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三味線を弾く木村さん

 周囲からは三味線との二刀流は無理だと言われましたが…。

 和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「どっちも好きなんでなかなかやめられないんですよね。冬は津軽三味線が好きで、夏は太鼓が好きで」

 その後北海道に戻り、和太鼓と三味線のプロ奏者として活動を始めました。

 札幌市中央区の練習場所。北海道和太鼓塾では小学生から社会人まで約100人を指導しています。

 生徒 田中 律玖さん(小5):「僕も将来プロの太鼓奏者になりたいので、木村先生のまねをして稽古したい」

 生徒 喜田 千智さん: 「初めてバチを握ってどーんと打っただけで、みんなが一つになれる楽器が和太鼓」

 心揺さぶる和太鼓は、世界で"TAIKO"として人気です。木村さんもドイツなどで演奏会や指導を行ってきました。2020年には初のヨーロッパツアーを予定していましたが。

木村さんにも塾生にも忍耐の月日が過ぎた

 北海道和太鼓塾 木村 善幸さん:「結構大きなツアーという形で決まっていたものがダメになった…」

 新型コロナウイルスの影響でツアーは中止に。自分は必要とされているのか、悩みます。

 北海道和太鼓塾 木村 善幸さん:「僕たちの世界はまったくいらないような判定を受けたよう。芸術・文化を守ると言っても演奏する場もないと何もない。僕たち何もやることがないので」

 木村さんにとって我慢の2年間。

 和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「この2年間を修練の2年にしようと思って、修練と休息。その繰り返しをやってみよう」

寺とのコラボも

 2021年10月、札幌市内で久しぶりのコンサートが開かれました。ステージは津軽三味線で始まります。チケットは発売と同時に完売。演奏を待ち続けてきた人たちの熱気が会場を包みます。

 締めは和太鼓。まさに二刀流です。

 和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「やりきった! みんなの笑顔を見るとマスク越しにもわかります。ありがたいです」

 活躍の場はさらに広がります。東京・三田の大本山弘法寺。護摩祈祷のこの日読経とともに木村さんの太鼓の音が響きます。ここを拠点に和楽器の魅力を伝えていくことになりました。

 コロナ禍でのテーマは「祈り」。収束への願いや亡くなった人を悼む気持ち。そうした思いを込めて太鼓に向き合います。

 そして、2022年の幕開け。打ち初めは塾の太鼓。ベテラン塾生と合わせます。

 和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「いつもの自分を表現するだけ、です。『心のこもった演奏をお届けする』それが2022年の抱負でございます」

 札幌市と東京の太鼓塾や三味線塾はもちろん、レコーディングや海外公演。

 そして2月には京都の世界遺産でのコンサートが予定されています。二兎を追い、二兎を得る。コロナ禍でも努力を続けてきた木村さんが飛躍の年を迎えました。

  • みんテレ