迫力! 世界が認める和太鼓&三味線 "二刀流奏者"の挑戦 2022年のテーマは「心のこもった演奏を」
世界で注目されている札幌市出身の和楽器奏者、木村善幸さん。和太鼓と三味線を自在に操り、音で世界をつなぐ木村さんは2022年、世界遺産での演奏も予定されています。コロナ禍に届けたい魂の音とは。
大荒れの天気とコロナの感染増加への懸念のなか迎えた2022年。
暗い話題を吹き飛ばすような力強い音が聴こえてきました。
札幌市出身、世界で活躍する和太鼓と三味線の二刀流奏者・木村善幸さんです。

和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん
和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「イライラしていれば『バン!』ってなっちゃうし、心温まる気持ちで打てば温かい音になる」
世界から注目され、今年、京都の世界遺産での演奏も予定されています。テーマは祈り。2つの楽器で、こころを一つに。
和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「魂を込めた演奏をする。魂とはなんぞや…」
2021年7月、阿寒湖畔のキャンプ場。ここを舞台に演奏するのは「北海道和太鼓塾」。率いるのは、和太鼓と三味線の二刀流奏者、木村善幸さんです。
和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「この森に感謝。人に見せるというよりは森に見せる。あの森に"ありがとう"」

和太鼓、三味線ともに若い頃から一流の腕前に
環境セミナーの一環で行われたライブ。森に響く鼓動。
和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「(演奏は)難しいですが、太鼓は自然のものなので、自然のなかで演奏するのはうれしいです」
木村さんの和太鼓との出会いは小学4年生。友人に誘われ、盆踊りの太鼓練習に参加したのがきっかけです。
和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「町内会館から音が聴こえて、そこから心が踊って"やりたいかも"がきっかけ」
その後、中学の修学旅行で津軽三味線と出会います。
和太鼓・三味線奏者 木村 善幸さん:「ベンチャーズのパイプライン。これを三味線でやるんだと思って、やりたい!みたいな」
16歳から津軽三味線を始めた木村さんは、1年目にして全国大会で優勝を果たします。高校卒業後には新潟・佐渡を本拠地に活動する和太鼓集団で腕を磨きます。