【ノルディックスキー】小林陵侑“2度目”のジャンプ週間総合優勝…北京五輪代表選考対象期間終了

ジャンプ週間優勝の金鷲のトロフィーを持つ小林陵侑選手(写真は3季前の2019年1月)
1ヵ月後に迫った北京五輪に向け視界良好です。
70年の歴史を誇るジャンプ週間。その最終戦(第4戦)が1月6日、ワールドカップ(W杯)男子個人第13戦(ヒルサイズ=HS142メートル)を兼ねオーストリアのビショフスホーフェンで行われ小林陵侑選手(25)が3季ぶりにジャンプ週間の総合優勝を飾りました。
年末年始の4試合でジャンプ最強を競うジャンプ週間、3戦3勝で最終戦を迎えた小林選手は1回目、2回目とも133.5メートルを飛び、合計277.8点で5位。“2度目”の4戦全勝の完全優勝(グランドスラム)とはなりませんでしたが3季ぶり2回目の総合優勝を果たしました。ジャンプ週間複数回の総合優勝は日本勢初の快挙です。
日本人で初めて伝統のタイトルを手にしたのは1997‐98シーズンの船木和喜選手(46)。五輪シーズンのジャンプ週間3勝での総合優勝が金2つを含む長野の3つのメダルにつながりました。
2018‐19シーズンに続き、2度目の総合優勝を“五輪シーズンに3勝して”つかんだ小林選手。北京五輪に向け“幸運”を予感させます。
6日のW杯で全日本スキー連盟が定めたジャンプ男子の北京五輪代表選考期間が終了。国際大会での一定の成績など派遣条件を満たしたW杯ランキング上位5選手の代表が確実になりました。
■W杯ランキング日本勢上位5選手(1月6日終了時)
小林 陵侑 (土屋ホーム)
佐藤 幸椰 (雪印メグミルク)
中村 直幹 (フライングラボラトリー)
小林 潤志郎 (雪印メグミルク)
伊東 大貴 (雪印メグミルク)