青果店に聞いた 狙い目の"安い野菜"新型コロナの影響 ジャガイモ タマネギは高い? 白菜は安い傾向
札幌市の中央卸売市場で1月5日、初競りが行われましたが、気になるのは2022年の野菜の値段です。新年の営業を始めた青果店にいま狙い目の安い野菜を聞いてきました。

札幌市中央卸売市場の初競り式
1月5日、感染対策のため2021年と同じく参加者を減らして行われた札幌市中央卸売市場の初競り式。
(掛け声)
初競りではミカンやリンゴ、レタスや小松菜などが競り落とされていきました。
安野 陽介 記者:「きょうから新年の営業をはじめた札幌市北区の青果店です。仕入れたばかりの新鮮な野菜が並びます」

七草がゆを食べたくなる時期
サンQ青果 奥山 善彦 社長:「お正月にたくさん食べてたくさん飲んだ方は胃腸を休める意味でも、きょうあすはしっかり七草を売りたいと思ってます」
では、いま狙い目の安い野菜は?
サンQ青果 奥山 善彦 社長:「白菜、キャベツは例年より1~2割安くなっている。コロナで家族が帰ってこないから鍋をする回数が減った」
本来はこの時期、みんなで集まって鍋料理で楽しみたい白菜。

例年より安い白菜
しかし、奥山社長によりますと、新型コロナの影響で鍋を食べる機会が減り、白菜が余っているため安くなっているといいます。
一方…。
常連客:「高い。諦めないと」
店の常連客からも思わず嘆き節が。
いま、ため息が出るほど高騰しているのが…

高騰が続くタマネギとジャガイモ
サンQ青果 奥山 善彦 社長:「タマネギとジャガイモが高騰が続いている。2021年は猛暑が2週間続いたりとか、水不足が続いたりとか全然いいものがこない」
北海道産のジャガイモは5割ほど、タマネギは8割ほども高くなっています。
サンQ青果 奥山 善彦 社長:「今後は3~4月に本州からの新物が出回るまでは高いまま続くと思われます」

安い野菜、例年並みの野菜はどれ?
また、例年並みの価格なものは、ホウレンソウ、トマト、ニンジン、ダイコン、ミカンなどがあります。
ジャガイモやタマネギの価格が高いのは、2021年夏の猛暑や水不足があるということです。
リンゴも例年の5割ほど高くなっていますが、2021年春の花が咲く時期に霜が降りたことが原因のようです。
体が温まる鍋を食べたくなるこの季節に、白菜やキャベツが安めだというのは助かるかもしれません。