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高層ビル続々…進む札幌中心部の再開発 北海道の"文化発信"した「4プラ」は50年惜しまれつつ閉店へ

道内経済 コラム・特集 友だち追加

ファッションに特化し最先端の流行を発信

 雑貨店や飲食店に加え、ファッションに特化してテナントを集めました。最先端の流行を発信し、多くの若者が集まりました。4プラの魅力はファッション以外にもあったといいます。

 エッセイスト 和田 由美さん:「お芝居を始めたりコンサートをしたり、ギャラリーとして使ったり。ファッションだけではなく、文化の集まるところでもあった」

ファッション以外にもギャラリーやお芝居などの魅力が

 4丁目十字街には1975年にファッションビルの「パルコ」が進出。4プラは独創性を武器に、さらなる賑わいを生み出そうと、1977年、1坪1万円で店を出せる自由市場を設置。「4プラホール」を併設し、ここが文化の拠点となりました。

 4丁目プラザで働いていた 飯塚 優子さん:「これは『自由市場 小劇場』といって、4プラホールで芝居をやりたい人がたくさん来たので、『おもしろそうね』って」

4丁目プラザで働いていた 飯塚 優子さん

 10年間、4丁目プラザで販売促進を担当していた飯塚優子さん。4プラホールの企画や運営も担っていました。 

 当時流行していたパンクやニューウエーブの音楽ビデオの上映会や海外の写真家を招いた作品展など、様々なイベントを企画しましたが、特に人気を集めたのは「演劇」だったと振り返ります。

 4丁目プラザで働いていた 飯塚 優子さん:「公演は1年に春と秋に2回。客はびっしり。肩を寄せ合って座って、後ろの方はもちろん立ち見」

芸術作品を発表する力試し・交流の場でもあった

 流行を求めて若者が集うだけでなく、芸術作品を披露する力試しの場、交流の場として幅広い年代から親しまれてきました。

 4丁目プラザで働いていた 飯塚 優子さん:「工夫しながら札幌まちの人に寄り添って発展していった店。札幌のいろんな文化に関わる人たちの原点になっているかもしれない。4プラ、自由市場」

 流行や文化をけん引してきた4丁目プラザ。閉店まで1か月を切りましたが、跡地の利用については「検討」が続いています。

 北海道の「文化の発信基地」は新たに生まれ変わることができるのか…。注目されます。

少なくとも25か所の再開発計画が進む札幌中心部

 札幌市中心部の再開発は、計画中を含め少なくとも25か所あります。(2021年12月時点)

 札幌駅は新幹線駅の建設が進んでいて、「札幌西武跡地」に2028年に約200メートルの商業ビルが。「札幌エスタ跡地」には2029年に約250メートルの商業施設が開業予定です。

大通~ススキノ地区も再開発計画が進む

 大通周辺でも、「狸小路3丁目」に水族館、「ススキノラフィラ跡地」には映画館が入るビルが2023年春から秋にかけて開業予定。「4丁目プラザ跡地」は検討中です。

 2030年度に向けて、札幌の中心部が大きく変わろうとしています。

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