あなたの"マスク呼吸"大丈夫? 「息が苦しく…」医院に相談増加 正しい呼吸は「感染リスク下げる効果」
新型コロナウイルスによってマスクの着用が日常となりましたが、みなさんは「呼吸」を意識しているでしょうか? 今、マスクの着用で呼吸が浅くなっている人が増えているといいます。体にはどんな影響が出るのでしょうか?
いまだ解放されないマスク生活…。
街の人:「ちょっとハアハア言っているかもしれない」
街の人:「息苦しくなると口呼吸になってしまって」
マスクの下で口呼吸を続けていると……。
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「呼吸する筋肉が疲れてきて呼吸が浅くなってしまう」
正しい呼吸はウイルス感染のリスクを下げる効果にもつながるといいます。
では、どうすれば…?
新型コロナで続くマスクの着用。マスクの下で皆さんはどのように呼吸していますか?
街角の女性:「息苦しくなると口呼吸になってしまって、普通の会話で長く話をするとちょっとずつ息苦しくなってくる」
街角の女性:「急いで歩くときちょっと呼吸が苦しくなる。肺が苦しくなってちょっと動悸(どうき)が強くなる。呼吸がしづらくなる」
街角の男性:「ちょっとハアハア言っているかもしれない。酸素が足りなくなるような感じになると、口呼吸になっちゃうかもしれない」
札幌市中央区のこの呼吸器専門病院では、マスクで呼吸が苦しいと訴える患者が増えていました。

医大前南4条内科
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「最近何もしなくても座っているだけで息が苦しいとか、『少し運動すると息苦しさがひどい』『階段を上ると息がいつもより苦しい』とか、そういう相談の人が来る」
「マスクで息苦しい」という相談は全体の4割に上るときもあるといいます。
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「マスクをすることで息を吸うのも吐くのも頑張らなきゃできない。だんだん呼吸する筋肉が疲れてきて呼吸が浅くなってしまう。呼吸が浅くなると、十分呼吸が吸えず息苦しさが出てくる」
呼吸が浅いと自律神経に影響が出てだるくなったり、肺に疾患などがある人は細胞が酸欠状態になって血液のめぐりが悪くなったりします。
マスクの下でつい口呼吸するクセがついてしまう人が増えているといいます。
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「口呼吸は口が乾燥する。乾燥しているとウイルスも死にづらい。そのまま肺に入ってしまって感染症も起きやすい」

口呼吸チェックリスト 該当ありますか?
正しい呼吸は、ウイルス感染のリスクを下げる効果にもつながります。
口呼吸チェックリストがあります。みなさんはどれだけ該当しますか?

腹式呼吸がポイントのひとつ
医大前南4条内科の田中裕士院長は、正しい呼吸法について「腹式呼吸、鼻からゆっくり吸って口から吐くこと。『ホ』と発音するときの舌の位置にすると舌が下に下がり、空洞ができて呼吸抵抗を少なくします」と2つのポイントを話しています。