「借金返済やギャンブルに」官舎の"会計委員" 徴収した自治会費73万円余を着服 幹部自衛官を懲戒免職

懲戒免職処分となった自衛官が所属していた東千歳駐屯地
自衛官が生活する官舎の自治会費73万円余りを着服していたとして、陸上自衛隊の幹部自衛官が懲戒免職処分となりました。
懲戒免職となったのは、陸上自衛隊第1高射特科群に所属する37歳の男性2等陸尉です。
射撃小隊長を務めていた2等陸尉は2019年ごろから2020年12月6日までの間、生活する官舎の自治会費約73万5000円を着服しました。
陸上自衛隊によりますと2等陸尉は自衛官らが暮らす官舎内で会計委員を担当。生活する隊員から自治会費を徴収し管理する立場だったということです。
2020年12月6日に自ら上司へ報告し事態が発覚し、その後着服した自治会費は弁済したとしています。
内部での聞き取りに2等陸尉は「深く反省している。借金の返済やギャンブルに使っていた」などと話しているということです。
陸上自衛隊は2021年12月6日付で2等陸尉を懲戒免職処分としました。