6人感染北海道 "2日連続"前週上回る…低水準も東京に並ぶ 「医療機関と高校」でクラスター拡大続く

感染者情報を発表した北海道
北海道は11月22日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された6人(うち1人再陽性)のうち、北海道発表分1人の詳細を発表しました。
22日は死者の発表はありません。感染者は札幌市4人(うち1人再陽性)、旭川市1人で、函館市、小樽市は確認されませんでした。
1週間ぶりに10人を下回りましたが、前週の同じ曜日は2日連続で上回りました。7日間合計では155人で、前週と比べ73人増、約1.9倍となっています。
北海道全体で1週間前の月曜日と比べ北海道が3人増加、札幌市は2人増加でした。札幌市は2日ぶりに10人を下回りました。旭川市は1週間ぶりに1人にとどまりました。
5週連続で月曜日としては10人を下回っています。感染者数は低い水準ですが、東京都の6人と並びました。
人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は北海道「3.0人」、札幌市「4.4人」で、「まん延防止等重点措置」の目安「15人」を大きく下回った状態が続いていますが徐々に増え、旭川市はクラスター発生が相次いでいることから「16.0人」と高い水準になっています。
北海道発表分として新たなクラスターは確認されていません。
【11月22日北海道発表分の感染者情報】
▼石狩地方:1人
●年代
・50代
入院(宿泊療養施設含む)中です。
6人中1人の感染経路が不明で、重症者は前日と変わらず2人(うち札幌市1人、旭川市1人)です。北海道内では、感染経路不明の割合が15日までの1週間で「ステージ2」の50%を2日連続で超えていましたが、22日は25%台で7日連続で下回っています。
22日の新たなクラスターは札幌市などで確認されず、4日連続で計「0」でしたが、札幌市の449例目の「医療機関」で新たに1人、旭川市の「旭川工業高校」で新たに1人確認されそれぞれ拡大しています。
旭川市内では、「カラオケ設備のある飲食店」でのクラスターが10月下旬以降で5件発生していて、うち4件が中心部のさんろく街で確認されたことから20日までさんろく街の飲食店などで働く人を対象に無料のPCR検査を行っていました。
22日以降は、さんろく街の飲食店以外で働いている人へ対象を拡大します。28日を除き30日までです。(午後4時~午後8時まで)
北海道は11月から飲食店の入店の人数制限やカラオケ自粛を解除し、旅行助成も全道域での利用を認め、本格的な経済活動を再開していますが、引き続き会話時のマスク着用や飲食を短時間にするなどの感染対策を呼びかけています。
北海道内の感染者は、計61062人となりました。