どこまで高騰…灯油13年ぶり112円超…来週もほぼ横ばいの予想 ガソリンは3週連続168円台
高騰はどこまで続くのでしょうか。11月17日発表された北海道内のレギュラーガソリンの平均価格は1リットル160円台後半で高止まりです。灯油配達の平均価格は112円台まで値上がりしました。
17日発表された北海道内のレギュラーガソリンの平均価格は1リットル168.1円でした。先週から0.2円値を下げ3週連続で168円台となりました。
また北海道内の灯油配達の平均価格は1リットル112.8円で先週より3.3円値上がりしました。灯油は8週連続の値上がりで112円台まで上がったのは2008年10月以来、13年ぶりです。
石油情報センターによりますと、産油国は新型コロナウイルスが再び感染拡大に転じることなどを懸念し原油の増産に慎重になっているため来週はほぼ横ばいの値動きが予想されるということです。

政府の卸売り会社への資金支援は功を奏すか
16日、経済産業省はガソリンの価格高騰を抑える対策として、石油元売り会社に資金支援する方針を発表しました。
ガソリンの全国平均価格が1リットル170円を超えたとき、政府が石油元売り会社に1リットルあたり最大5円を支給するというものです。
卸売価格を抑えて小売価格に反映させたいという仕組みです。
政府は年内の適応開始を目指すとしていますが、灯油や軽油なども対象に加えるかは今後検討するということです。