ライセンス取得の"練習中"にトラブル…グライダー離陸直後に「胴体着陸」 搭乗の60代男性2人大ケガ

胴体着陸したグライダー(北海道新篠津村、2021年11月3日)
11月3日午後、北海道新篠津村の滑空場でグライダーが胴体着陸した事故で、搬送された男性2人はライセンスを取得するための練習中だったことが新たにわかりました。
この事故は11月3日正午すぎ、新篠津村の滑空場脇の草むらにグライダーが胴体着陸したもので、搭乗していた札幌市の岩佐修さん(64)と、佐々木泉さん(65)が病院に搬送されたものです。
2人は腰の骨を折る重傷です。
当時グライダーは離陸しようとしていて、地上から約5メートルから10メートル付近まで上昇した後、近くの草むらに胴体着陸したとみられています。
警察によりますと岩佐さんがパイロットのライセンスを取得するための練習で操縦し、佐々木さんが後方に乗って指導していたということです。
国土交通省の運輸安全委員会は、航空事故調査官を派遣することを決め、4日以降、当時の状況を調べることにしています。