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ロシア副首相が北方領土入り…「経済発展の原動力に」"免税特区"の導入加速をアピールか 日本側は抗議

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択捉島を訪問しビジネス関係者と意見交換するグリゴレンコ副首相(右から2人目)

 ロシア政府の幹部が10月15日、北方領土の択捉島を訪問しました。日本側は「受け入れられない」と抗議しています。

 択捉島に上陸したのは、グリゴレンコ副首相兼官房長官(財務・予算担当)とフスヌリン副首相(住宅&都市環境担当)です。7月に上陸したミシュースチン首相が指示した病院や水産加工施設の改善の進展具合を確認することが主な目的です。

 また北方領土ではプーチン大統領が日本の法人税にあたる企業利潤税や持ち込む機材の関税を10年間免除する「免税特区」の導入を打ち出し、日本を含む海外資本の投資を促そうとしています。

 この免税特区に関し、グリゴレンコ副首相は北方領土のビジネス関係者と協議。「特区は早ければ2023年1月1日にスタートできる。クリール諸島(千島列島と北方領土)が極東全体の経済発展の原動力になることを願っている」と述べました。

 9月の下院選での勝利を受け、ロシア政府が国内で不満が募っている極東開発に力を注いでいることをあらためて保守層に示すとともに、北方領土への投資を集めるため免税特区の導入に向けた動きを加速させていることを世界にアピールしたとみられます。

 ロシアの政府の幹部が北方領土入りするのは、岸田首相就任後は初めて。茂木敏充外相は同日の記者会見で「北方領土に関する日本の一貫した立場と相いれず、受け入れられない」とロシア側に抗議したことを明らかにしています。

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